このブログは、税理士森大志(もりたいし)が書いています。  リンク集も、森大志が書いています。 是非ご覧ください。 税理士森大志へのご相談は、森大志税理士事務所までお願いいたします。 お気軽に相談してください。 無料相談あり!! 相談メールはsoudan@morikeieizeimu-c.net

2008年01月27日

居住用財産の譲渡

居住用財産(その居住の用に供している家屋又はその敷地の用に供されている土地等)を譲渡した場合に3000万円の特別控除が受けられます(租税特別措置法第35条)が、この内容について考えます。

これは、「居住用財産の処分は一般の資産の譲渡に比して特殊な事情にあり、担税力が弱いこと等を考慮して、その家屋又は土地等の譲渡について、3000万円の特別控除を認めることを定めたものである。」(第一法規滑ァ、コンメンタール所得税法)
と言われています。

具体的には、3000万円で買った自宅(土地建物)を5000万円で売った場合に、その譲渡益2000万円(厳密には建物の減価償却費を計算しますが今回は無視して計算します。)に対して特別控除2000万円(最高3000万円、譲渡益の金額を限度とします。)が認められ、課税所得がゼロになる特例です。

譲渡代金5000万円−取得費3000万円=2000万円
譲渡益2000万円−特別控除2000万円=0

このような特例がどうして認められているのでしょうか。

「担税力が弱いこと等を考慮して」がキーポイントになります。

この特例は自宅を売った場合に適用がありますが、みなさんが自宅を売る場合を考えてください。

自宅というのは自分が住んでいる家ですから、自宅を売った場合次に住む家を買うのではないでしょうか。

上記の場合、自宅を5000万円で売ったので儲かったのですが、売った家と同じ程度の家を買う場合、やはり5000万円かかるのです。

そうすると、次に同じ程度の家を買った場合、購入するのに5000万円(諸費用は無視しています。)必要ですから、購入すると手元にお金は残りません。

こういう場合に、課税され税金を払わなければならないとしたらどうでしょうか。
税金を払うことにより、前より狭い家等に住むことになります。

ですから、担税力(税金を払う能力)が弱いと言われるのです。

また、5000万円で売れた訳ですから、譲渡益2000万円が発生しましたが、これは物価の上昇が原因だとすれば、名目的な利益です。

売った自宅を今買って、同じように譲渡したとすれば次のような計算になります。

譲渡代金5000万円−取得費5000万円=0

このような事情があるので、居住用財産を譲渡した場合は特別控除を認めているのです。

そして、うれしいことに「宥恕規定(ゆうじょきてい)」まであるのです。
(税理士森大志の税の考え方「血も涙もある宥恕規定」参照)

このように、税というのは厳しいだけではなく、納税者に対する配慮もあるのです。

最近の改正は変なものもありますが、本当に税法と言うのはよく出来ていると思います。

(お願い)
励みになりますので、私が書いていますリンク集「税理士森大志のひとりごと
及び「時代の流れを読む」も併せて読んでいただけると幸いです。
クリックすると、そのページに行きます。
また、同様に「人気ブログランキング」(←ここです。)をクリックしていただけると幸いです。人気ブログランキングのページへ行きますと当ブログにポイントが付きます。





posted by 森 大志 at 15:43| Comment(15) | 所得税(個人の税金)

2008年01月17日

地震保険料控除

今日は、あの阪神淡路大震災から13年になります。

昨年の年末調整でお気づきの方もいると思いますが、平成18年度の改正で所得税の所得控除である損害保険料控除が改組され、地震保険料控除が創設され平成19年度から適用になりました。

地震保険料控除制度の趣旨は、
地震災害に対する国民の自助努力による個人資産の保全を促進し、地域災害時における将来的な国民負担の軽減を図るとの観点から、地震保険控除を創設することとされました。
(叶ナ経刊「平成18年度版改正税法の手引き」より)

地震を原因とする火災による損害は地震保険に加入していないと保障されません。

税の機能には、政策目的実現のための機能がありますが、まさに地震にそなえて地震保険の加入を促進するために制度が創設されました。

このように税というのはいろいろなことを考えているのです。

(お願い)
励みになりますので、私が書いていますリンク集「税理士森大志のひとりごと
及び「税理士森大志の時代の流れを読む」も併せて読んでいただけると幸いです。
クリックすると、そのページに行きます。
また、同様に「人気ブログランキング」(←ここです。)をクリックしていただけると幸いです。人気ブログランキングのページへ行きますと当ブログにポイントが付きます。


posted by 森 大志 at 09:03| Comment(5) | 所得税(個人の税金)

2008年01月03日

あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。

このブログを始めて約4ヶ月が過ぎましたが、「税理士森大志のひとりごと」の更新を優先したために、このブログの更新が満足にできませんでした。

今年はもう少しこのブログの更新をしたいと思っています。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

      税理士 森 大志

(お願い)
励みになりますので、私が書いていますリンク集「税理士森大志のひとりごと
及び「税理士森大志の時代の流れを読む」も併せて読んでいただけると幸いです。
クリックすると、そのページに行きます。
また、同様に「人気ブログランキング」(←ここです。)をクリックしていただけると幸いです。人気ブログランキングのページへ行きますと当ブログにポイントが付きます。

2008年からブログタイトルを「税の考え方」から「税理士森大志の税の考え方」に変更しました。過去の記事中のタイトルも読み替えてください。よろしくお願いいたします。
posted by 森 大志 at 04:41| Comment(1) | 税一般
国税不服審判所公表裁決事例はこちら